Dive Into Complex World

2014年9月制作 9’30

 この作品は,複素数の持つ不思議な性質(マンデルブロ集合とジュリア集合)
を利用して描画しました.
至るところにフラクタル構造(自己相似性)が見られます.
また,一部を拡大していくと,次から次へと面白い図形が現れてきます.
Benoît Mandelbrotが1970年代の終りから1980年代にかけてこれを紹介して以来,
ソフトウェアに関わる者にとって,これを描いてみることは憧れでもありました.
演算回数が膨大で,大型コンピュータでさえ簡単なものではなかったからです.
ところが幸いなことに,今日ではパーソナルな環境でもこれを実現することが
可能になりました. 長年の夢を実現できる喜びを感じながら楽しく制作しました.